海底撈月 POGと一口馬主

馬体研究でPOGと一口馬主の攻略を目指す。過去の指名馬はミッキークイーン、リアルスティール、シンハライト、メールドグラース、ラヴズオンリーユー、ポタジェ。グレーターロンドン、ロジクライ、エアウィンザー、サトノアーサー、ジェネラーレウーノ、ロックディスタウン、グレイル、クラージュゲリエ、ビアンフェ、マイラプソディ、ステラリア、エリカヴィータなどです。

ダノンジュリアスの指名を決定(オーマイベイビーの20)&JRA-VANの指名馬9頭が確定(2022-2023)

① エルダーサイン
② ナイトキャッスル
③ エメイヴェイモン
④ クロスリー
⑤ メテオリート
⑥ スマイルスルー
⑦ インタクト
⑧ マキシ
⑨ ダノンジュリアス

 

 28日にJRA-VANの締め切りということでまだデビューは決まっていませんがブックでも指名済みだったダノンジュリアスを9頭目に選びました。ステラヴェローチェの全弟ということで馬体は薄いですが歩様も滑らかでしたし期待しています。

 

 10頭目は決めなきゃと思っていたのですがすっかり忘れてしまったので無しとなってしまいました。ダノンボレロという馬が2歳馬特集でのフットワークがかなり良くてマイル皐月路線でかなり期待していたのですがどうも競走馬としてデビューできるのか怪しいということで残念です。この馬をまぼろしの10頭目としておきます。

 

 今シーズンは12月末の段階で勝ち上がっているのがナイトキャッスル、メテオリートの2頭だけとかなり厳しい状況です。(入会しているシルクから選んだこの2頭はしっかりと勝ち上がりました)近年はどうも動きに重きを置きすぎている感があるので来年は原点に戻って馬体・血統をより重視する選び方にしようと思っています。

 

 

 これはシンリョクカとミッキーカプチーノがデビューした週のツイートですが、その後に前者は阪神JFで2着、後者はホープフルステークスを大外枠ながら1番人気に推され5着に健闘しました。この2頭を指名できていれば格好良かったのですが非ノーザンということで難しかったですね。

 

 20年産駒は出資馬が0頭だったので今シーズンにデビューする馬はいませんでしたが来年はサロミナの21がスタンバイしています。今のところ順調に調整されていますがサリオス以外は晩生の血統ですのでいつ頃のデビューになるのかは全く想像がつかないです。今の段階では開幕週の阪神マイルもあり得ますし、半姉のサラキアを管理していた厩舎なので夏の小倉という選択肢もあります。じっくりやっていくならサリエラのように秋冬になるかもしれません。とりあえず年内に新しい馬体写真、年明けの1日は近況が更新されますので今はそれを楽しみにしています。

 

マキシの指名を決定(ラキシスの20)

父:エピファネイア
母:ラキシス
母父:ディープインパクト
馬主:大島昌也
厩舎:辻野泰之(栗東

 

 8頭目はマキシを指名します。G1馬であるラキシスから生まれた初めての牡馬です。ブック指名馬はメテオリート、スマイルスルーに続いて3/5頭目の登場です。

 

 2歳馬特集の動きを見て絶対に指名したいと思ったうちの1頭で、クラシック路線では最も期待していた本馬でしたが何とか年内にデビューが間に合ってくれました。ダービーに間に合うかはわかりませんが、明日は是非とも新馬勝ちを期待します。

 

 

サンドレスがミックスセール2022にて里見治オーナーに落札される!サトノ軍団入りへ!!

 本日、2022年10月25日に行われたノーザンファームのミックスセールにて元出資馬のサンドレス号が里見治オーナーに落札されました。

 

 

 里見オーナーは冠名「サトノ」で有名なサトノ軍団のボスでウマ娘にもなっているサトノダイヤモンドサトノクラウンなどの所有者です。ウマ娘藤田晋社長が『目指す馬主像』に名前を挙げるくらいの大馬主ですね。個人的にはサトノアーサー、サトノソルタス、サトノレイナスなどをPOGで指名しており、重賞戦線でも活躍をしてくれたので産駒がその仲間入りを果たす可能性が高いのは非常に嬉しく思います。

サトノダイヤモンド | サトノクラウン

 サンドレスはノーザンファーム天栄の意向なのか、たった4戦での現役引退となりましたが、未勝利戦で接戦だったロンギングエーオ、キントリヒがすぐに1勝クラスも勝利したことを考えるともっと芝のレースを使えていれば勝ち上がっていた可能性は高いですし、大きな体を持て余していたハービンジャー産駒なので完成形にはほど遠い状態での早期引退でした。とにかく消化不良の登録抹消だったのでミックスセールに出ると決まったときは何とか有力なオーナーに買い取ってもらいたい、、と思っていましたが、まさか里見オーナーが落札してくれるなんて思ってもみませんでした。本当にびっくりです。ミックスセールは2019年から開催されていますが、里見オーナーが繁殖牝馬を落札したのは今回が初めてですしきっと大事にしてもらえると思います。

 

 サンドレスのサトノグループ入りで何が起きるかというと……??

・有力な種牡馬を種付けしてもらえる可能性が高い

・毎年恒例、丸ごとPOGの里見オーナーのインタビューでデビュー前の産駒の様子を知ることができるかもしれない

・大活躍すればウマ娘化も……!?

などが期待できますね。最後のは夢のまた夢といった感じですが。

 

 出資していた馬が繁殖入りできるだけで本来はありがたいことなのかもしれませんが、大手馬主の元で繁殖生活を送れるならこんなに心強いことはないです。サトノの勝負服を着たサンドレス産駒と自分の出資馬が対決することもあるのでしょうか。また競馬の楽しみが1つ増えました。サンちゃんとその子どもたちの活躍を期待します!

 

インタクトの指名を決定(ロードクロサイトの20)

父:ハーツクライ
母:ロードクロサイ
母父:Unbridled's Song
馬主:前田幸大
厩舎:矢作芳人栗東

 

 7頭目はインタクトを指名します。三冠馬コントレイルの半弟ですね。

 

 ネット記事のPOG特集で初めて馬体写真が出たときに、半兄のサンセットクラウドと違ってこの馬は雰囲気があると思いました。ただ立ち方が綺麗ではなかったので他の写真も見てみたいと思っていたのですが、レーシングビュアーの2歳馬特集で動画を確認することができてこれなら良さそうだと思い実際に指名することにしました。

 

 母父Unbridled's Songという血統は半兄コントレイルを代表にトーホウジャッカルダノンプラチナ、ジャックドールなど活躍馬が出ていますが、ハーツクライ×Unbridled's Songという組み合わせからもスワーヴリチャードとノットゥルノという2頭のG1馬が出ており、先週の新馬戦で強い勝ち方をしたハーツコンチェルトもこの配合で相性の良さは既に証明されていると思います。

 

 調教はそこまで動いておらず、「キレよりも持続タイプ」、「使った方がよくなるタイプ」「これで走れば相当」などのコメントが出ており、今の段階ではそこまでの期待はされていないように思います。コントレイルはデビュー前から動いていましたが、ムーアの騎乗した東スポ杯で覚醒したようなところがあるので本馬もとりあえず勝ち上がってどこかで目覚めてくれればと思います。三冠馬の母から再び大物が誕生して欲しいですね。

スマイルスルーの指名を決定(スマイルシャワーの20)

父:ルーラーシップ
母:スマイルシャワー
母父:シンボリクリスエス
馬主:吉田勝己
厩舎:斉藤崇史(栗東

 6頭目はスマイルスルーを指名します。この馬はレーシングビュアーの2歳馬特集の坂路映像をみて世代で一番最初に指名しようと思った馬です。ブック指名馬もメテオリートに続いて2/5頭目の登場となります。

 調教は動けていませんが同じルーラーシップ産駒のメールドグラースもデビュー前はそこそこだったので使いつつダービーの頃には良くなっていることを期待します。

 血統はルーラーシップ産駒のニックスをしっかり押さえています……と思ったら勘違いしていたことに今になって気づきました。なので血統面での強調材料は同じ母系からフルーキールーラーシップ産駒のマンオブスピリットが出ているくらいでしょうか。

 ということで、血統はちょっと物足りないですが動きの良さはかなりのモノがあると思うので、あとはダービー向きの中長距離タイプの馬体を持て余すことなくグングン成長していってもらえたらと思います。

メテオリートの指名を決定(メテオーリカの20)

父:ドレフォン
母:メテオーリカ
母父:ディープインパクト
馬主:シルクレーシング
厩舎:吉岡辰弥(栗東

 5頭目はメテオリートを指名します。競馬ブックPOG(6月締め切りで5頭ルール)で指名した唯一の牝馬でかなり期待しています。

 募集時点では魅力がわからなかったのですが、最初に更新された歩様動画で「!?」と柔らかさを感じて、次に更新された初めての坂路の動画でこれは!となりました。その後も他の馬とは違う一段上の柔軟なフットワークで坂路を登坂しており、これは出資したかったなあと思いながら近況を見守ってきました。1600万円という募集価格も今年からノーザン系の募集馬は値上がりしただけに本当に破格だと思います。

 血統的には芝で結果を出しているドレフォンと共通点がありますし、馬体的には2000までなら難なくこなせると思うのでダートではなく芝1800という条件でデビューさせてきた陣営の判断はナイスでした。桜花賞はもちろんのこと能力の高さでオークスも目指してほしいですね。

エメイヴェイモンとクロスリーフの指名を決定(ルシュクルの20、ラテアートの20)

・エメイヴェイモン
母:ルシュクル
馬主:前田幸大
厩舎:中竹和也栗東

父:シルバーステート
母:ラテアート
厩舎:池江泰寿栗東

 3頭目と4頭目は同じレースでの対決となってしまいました。エメイヴェイモンは本来は2週前のレースを予定していましたが、レース当日に外傷を負ったので発走前に回避することになりました。ちなみにエメイヴェイモンの指名記事を書いてツイートもしていたのですが実際のPOG登録を忘れるというポカをしてしまいまして、指名できずに終わるところからの回避で再び指名ブログを書いているという現状です。今回はしっかり登録を済ませてあります。

 先に出走予定だったエメイヴェイモンについてですが、本馬は初めて写真をみたときにかつての指名馬であり半兄であるビアンフェにそっくりだと思いこれは指名するしかないと決意しました。ビアンフェも本来はスプリンターだと思っていませんが本馬は父がハーツクライですので藤岡兄のように下手に逃げることをしなければマイルはもってくれるのではないかと思っています。調教は栗東坂路で超抜ではありませんが好時計は十分マークできているのでこの馬体で堅実な母の血統ですから走ってくるだろうと思い指名しました。

 クロスリーフは2歳馬特集でのフットワークがかなり良いので気になっていたのですが池江厩舎にはミッキークイーンの使い方に不満がありましたし、去年もトゥデイイズザデイを期間内は2000メートル以上しか走らせないのが納得いかなかったので今年は指名しないつもりでした。しかし、クロスリーフはトレセンでの調教を見てもスナップの効いた良い走りができていますし、直近の数字を見てもCWで終い11秒台前半で先着と好内容のトレーニングができており、もう一度指名をチャレンジすることにしました。血統は母父サクラバクシンオー、母母父トニービンと少し地味なところはありますが勢いのあるシルバーステート産駒ですので新たな魅了が引き出されることを期待しています。

 どちらもスピードがありそうなので桜花賞を目指して頑張ってほしいです。なお、以前も同じレースでデビューするラヴズオンリーユーとアーデンフォレストを同時指名したことがありましたが、ご存知の通りラヴズはG1を勝ってくれましたので両馬にも頑張って欲しいです。

サフィラ(サロミナの21)に出資が決定

父:ハーツクライ
母:サロミナ
母父:Lomitas
厩舎:池添学栗東

 シルクの2022年度(21年産駒)の1次募集の結果が発表されました。去年は1頭も出資できなかったのでデビューに至るまでの近況更新や動画での走りを見守るという一口馬主ならではの楽しみを味わうことができない辛い1年間となりましたが、今年も懲りずに激戦区に突撃したところ何とか1頭をゲットすることができました。サロミナの21……クラブで活躍したサラキア、サリオスの妹に当たる馬ですね。サラキアの年は非会員でしたがPOG馬だったのでこの血統には思い入れがあります。

 

 馬体についてですが、募集写真を見た瞬間に「うわ、クビから背中のラインや丸みがサラキアに似てる!」と思いました。当たり前ですけどガチムチ系のサリオスよりはサラキア寄りの体つきですよね。後肢の作りはサラキアとは違いますが、むしろ本馬の方が走るディープ産駒そのものといった感じでハーツ産駒ですが瞬発力にも期待したいです。

 

サラキア|サロミナの21
サラキア

 

サリオス 体高:153.0 胸囲:186.0 管囲:20.9 体重:510 生年:17年01月23日
サロミナ21 体高:157.5 胸囲:181.5 管囲:19.5 体重:468 生年:21年02月01日
サラキア 体高:155.0 胸囲:180.0 管囲:19.1 体重:452 生年:15年02月05日
 
※サラキアのときは募集が遅かったので2ヶ月ほど遅い測定
 
 サリオスは牛だとよくネタにされていましたが募集時の測尺を比べてみると本馬は468キロながら胸囲が181.5としっかりとした腹回りをしています。180VIEWでもこの角度から見たときに意外と上半身に厚みがあるなと感じたのでサリオスほどではないですが身の詰まった良い肉付きをしていそうです。

 

saromina

 POG的な観点から言うと、サリオスの全妹ということで血統面の保証はされていますが、本馬のように母母父のラインにDanzigの入るハーツクライ産駒は最も激アツでワンアンドオンリー、マイスタイル、ロジクライヌーヴォレコルト、アドマイヤミヤビ、ウーマンズハート、ベルラップなどのたくさんの活躍馬が出ています。ドイツのSライン牝系という点からもシュネルマイスターや先日の新馬戦を完勝したフェイトが出ている勢いのある血筋ですから是非ともたくさんの方にPOGでも応援してもらいたいですね。
 
 父であるハーツクライはドウデュース、ノットゥルノで今年のダービーW制覇と産駒の活躍が記憶に新しいですが、昨年に種牡馬を引退したのでこの21年世代がラストクロップとなります。その35頭の内の1頭がサロミナの21です。個人的にはこれで出資馬の4/5頭がハーツクライ産駒となり最後の世代も応援することができて嬉しく思います。ハーツ産駒と言えばジャスタウェイリスグラシューのような古馬になってからの大覚醒を期待してしまいますが、サロミナの血統はディープ牝馬のサラキアが晩成、ハーツ牡馬のサリオスが早熟と一般的な産駒傾向とはあべこべになっている点が興味深いです。ハーツ牝馬というそのどちらでもない本馬はどのような成長を遂げてくれるのか今から楽しみですね。
 
 募集馬ツアーに参加された方のツイートによると早来での育成は開業1世代目からメイケイエールやファインルージュを送り出した山根厩舎とのことでした。育成動画から当時のサラキアを担当していたのが山根さんだと知っていたのでこれはとても良い情報でした。サラキアの背中を知る男の元でサリオス全妹という良血がどう花開くのか……良きみ、尊み、マイ女神な精神でのんびり応援して行きたいと思います。
 
IMG_7402

ナイトキャッスルの指名を決定(サダムグランジュテの20)

父:シルバーステート
母:サダムグランジュテ
母父:キングカメハメハ
馬主:シルクレーシング
厩舎:音無秀孝栗東

 2頭目はシルバーステート産駒のナイトキャッスルを選びます。日刊POGでも指名済みです。

 シルクの馬なので近況を見守ってきましたが育成動画でのトビの大きい綺麗なフットワークが目を引きました。馬体的にはマイル以下、もって2000という印象ですがいきなりダ1200を使うことになるとはさすが音無クオリティ。母がダートの短距離馬でパワータイプなのは間違いないですがクラシック期間は普通に芝のマイル路線を目指して欲しいところ。

 しがらきから帰厩する前が547キロということでどこまで絞れるか心配でしたが推定馬体重500キロ台ということで一安心です。最新の報知ブログでも素軽くなったというコメントが出ており調教も動けているので朝日杯に向けて良いスタートを切ってもらいたいです。

エルダーサインの指名を決定(コンドコマンドの20)

父:ハーツクライ
母:コンドコマンド
母父:Tiz Wonderful
馬主:サンデーレーシング
厩舎:国枝栄美浦

 今シーズンの1頭目は開幕週からハーツクライ産駒のエルダーサインを選びます。コンドコマンドの血統を選ぶのはアルジャンナ、トレデマンド以来です。

 アルジャンナとトレデマンドは2歳馬特集のフットワークが良いと思って選んだのですが、本馬はノーザンファームの坂路よりもトレセンでの動きに惹かれました。2週前の調教映像では南ウッドの3頭併せの外側を逆手前のままコーナリングしてきて、内の2頭(ダノンザタイガー、スティルディマーレ)をおいでおいでしながら余力たっぷりの走り。1週前も外側を回りながらクビを上手に使い、仕掛ければいつでも発射できると言わんばかりの動きでした。当週は「大事を取って最終追い切りは坂路にした」とのことで、脚元に少し不安が出てきているのかもしれませんがこの時期にこれだけの調教パフォーマンスができるのは以前に指名したステラリアを彷彿とさせます。ちなみに馬体もステラリアに似ていて1600~2400まで対応できそうです。

 ハーツクライ産駒は何だかんだで血統に素直だなとダノンベルーガとドウデュースを見ていて思いましたが本馬もニックスとなる血がたくさん入っており、特に強調できるのは母がシアトルスルーのクロスを持っているところだと思います。コンドコマンドの配合相手としてはディープインパクトよりも明らかにハーツクライの方が向いているのでこの辺でG1級の大物が誕生することを期待します。