父:ドレフォン
母:ポレンティア
母父:ハーツクライ
厩舎:西園翔太(栗東)
シルクの2025年度(24年産駒)の1次募集の結果が発表されました。今年は抽優でロザリンドの24に、一般でポレンティアの24に申し込みをしました。公開された申し込み結果を見るとロザリンドの24は抽優内抽選で当選確率が約45%、ポレンティアの24は一般内抽選で約78%とのことでした。去年のティタノマキアはほぼ当選確実だったので久々に抽選らしい抽選となりましたが無事に2頭を確保できてホッとしています。この記事ではポレンティアの24について書いていきます。(ロザリンドの24についての記事はこちらへ)。
ポレンティアの24ですが、何と言ってもこの馬はシルクで初めて出資したポレンティアの初仔になります。新馬戦を強い内容で完勝して、続くフェアリーステークスでは大きく出遅れながらハイペースで位置を取りに行っての3着とポテンシャルはかなりのものがあったと思います。ただ、ずっと右トモが弱いと言われていて、2歳の終わり頃に左の股関節の痛みを庇うために右トモに負担がかかっているのではないかという話がありました。挫跖や鼻出血になったり、明らかに適正馬体重とは思えない状態や咳が出ていたのにも関わらずレースを走らされたりと使われるたびに力を出せなくなっていって、素質を信じていた自分からすれば厩舎の運営は残念なものでした。
引退して無事に繁殖入りをすることはできたものの、2024年10月の段階で用途変更になっていることが発覚します。繁殖セールには出ておらず、本馬の競走成績や母ポーレン、半姉ムーンライトナイトの産駒が今年も募集されていること、半弟ブラックブロッサムが種牡馬入りしたこと、母父ハーツクライ産駒の活躍などを踏まえると余程のことがない限り繁殖を引退させるとは思えないので、何かやむを得ない事情があったのだと推察されます。そのような経緯からポレンティアの初仔である本馬は最初で最後の産駒となってしまったのでした。25年3月にグレナディアガーズを種付けしていることが発覚しました。用途変更からの繁殖復帰となったようです!(2025/12/01)
初子で気にしなければならないのは性別です。ご存じの方も多いと思いますが「初子の牝馬」はすべてを無に帰す呪いのデータです。良さそうに見えても何故か走らない、それが初仔の牝馬です。POGでもよっぽど良くないと指名しないと決めていますし、実際に指名したことはなかったと思います。クラブ馬で重賞を勝ったのはソングライン、アエロリット、レディアルバローザくらいでしょうか?個人所有馬ならソダシやメイケイエール、アドマイヤグルーヴなどもいるのですが。ただ、せっかくの機会ですので今回は出資しよう……!!と思いました。もちろん魅力がなければそうは思わないのでこれから本馬の推しポイントを紹介していきたいと思います。

まずは馬体についてです。募集時のものを比べるとそうでもないのですが、ポレンティアの育成初期の写真を見てもらえれば分かる通りこの2頭はかなり似ています。ドレフォンではなく完全にポレンティア似の好馬体です。本馬の募集写真は左前の位置が少しだけ前に出ており、ハの字気味に立っている状態ですので本来はもう少し上体が上向いてバランスの良い立ち姿になることが見て取れます。これから更新されていく馬体写真が楽しみですし、それを見て印象が変わる人も増えていくのではないかと思います。
遅生まれかつ初仔の牝馬でありながらサイズは十分です。胸囲だけ心許ないですが、現役時代のポレンティアはすごく胸の厚い馬体をしていたのでこの点も成長していくのではないかと予測されます。歩様は前脚の捌きが素晴らしく、これは今回の募集馬の中でもトップクラスに良いと評価していました。ツアー動画をみて最も「おおっ」となったのも本馬でした。

ドレフォン産駒における最重要血統はNijinskyでサンデーサイレンスやLyphardとも相性がかなり良いです。ポレンティアの24はこの全てを満たしています。出資確定後に改めて賞金1億円超えのドレフォン産駒16頭(2025年8月16日現在)の血統を調べてみましたが思っていた以上に共通点があったので驚きました。Ribot持ちが9頭もいたことも意外でしたね。馬体がポレンティアに似ているという話はしましたが、ジオグリフなど馬名が太字になっている馬は芝で結果を出した産駒で7頭中6頭がNijinskyかLyphardを持っていることから芝での活躍も大いに期待ができます。ポレンティアが出走できなかったクラシック路線を走ってくれると最高なのですが……!
(著名な血統のみ)
西園翔太厩舎についてはあまり詳しくありませんでしたが、中内田厩舎に責任放棄されたソリダリティを立て直した実績があるのは知っていましたし、近走の成長を見ても良かったので期待が持てそうです。馬体、歩様、血統、全てにおいて良いところがありますし、開業4年目で現在リーディング19位につけている厩舎に預託されるということですから「初仔の牝馬」にチャレンジするだけの材料は揃っているのではないだろうかと判断しました。呪われしデータにどこまで抗うことができるのか楽しみにしたいと思います。
