海底撈月 POGと一口馬主

馬体研究でPOGと一口馬主の攻略を目指す。過去の指名馬はミッキークイーン、リアルスティール、シンハライト、メールドグラース、ラヴズオンリーユー、ポタジェ。グレーターロンドン、ロジクライ、エアウィンザー、サトノアーサー、ジェネラーレウーノ、ロックディスタウン、グレイル、クラージュゲリエ、ビアンフェ、マイラプソディ、ステラリア、エリカヴィータなどです。

ビヨンジオール、距離短縮も2着敗退。スピード遺伝子検査とは一体なんだったのか

ビヨンジオールが先週の東京未勝利戦(芝1400M)に出走しましたが2着に敗退しました

ビヨンジオールはエクイノム・スピード遺伝子検査の結果がT:T型ということで一部で話題となっていた馬です

グランデ牧場でもこのような売り文句で紹介されていました
競走馬理科研・遺伝子分析室にて、本馬のスピード遺伝子はT/T型(中長距離適性)と判明しました。
(*T/T型は日本の競走馬では希少です。この遺伝子型でありながらスピードが現れている馬についてはディープインパクトを筆頭に超一流馬に成長する可能性が見込まれるとされています。)

スピード遺伝子検査についてはhttp://equinome.lrc.or.jp/で詳しく解説されていますが、簡単なまとめをイスラボニータの検査結果を紹介した記事から引用すると
「エクイノム・スピード遺伝子検査」とはその名の通り、愛国のエクイノム社が研究・開発した遺伝子解析メソッド。競走馬の筋肉量をコントロールするミオスタチンと呼ばれる遺伝子の型によって距離適性を予測するものだ。

検査によって分けられるタイプは以下の3つ。
 C:C型=短距離タイプ。1000メートル〜1600メートルに向く
 C:T型=中距離タイプ。1400メートル〜2400メートルに向く
 T:T型=長距離タイプ。2000メートル以上に向く。
というもので、ビヨンジオールは長距離タイプで、たった2ハロンの公開調教で一番時計を出したことからスピードも兼ね備えています、と宣伝されていたのでした

しかし、いざフタを開けてみるとデビュー戦のマイルではゴール前で足が上がり2着敗退
蛯名は距離が長いと思っていたのにも関わらず、1800Mに伸ばした次走では見事に7着惨敗
そして、距離短縮で確勝と思われた今回の1400M戦でも、追い出してから伸び切れずに2着という結果に終わりました

気性の問題もあるようですが、どう考えても2000M以上に適性があるとは思えない結果です

やっぱり父サクラプレジデントという血統を素直に信じるべきだったんだな、とこの馬のおかげでよくわかりました

今後もこの検査を引き合いに距離適性についての話題が増えることになると思いますが、早い段階でスピード遺伝子検査というものはかなり怪しいと知ることができたのは良かったです

ビヨンジオールはスプリントならすぐに勝ち上がってくれると思いますが、去勢したらどうなるかを実証してみるのも面白そうですね…