父:キングカメハメハ
母:ダイワズーム
母父:ハーツクライ
厩舎:菊沢隆徳(美浦)
8頭目は牡馬のダノンブレットです。この馬はセレクトセールの出身ですが馬体がトップクラスに良いので社台の馬ですけど指名したいと思っていました。日刊POGでも指名済みですが指名者が4人ということで中々の穴馬だったと思います。
キングカメハメハ×ハーツクライという配合ですがこの組み合わせは本馬以外にたった5頭と実はかなり少ないです。稼ぎ頭は全兄のヴィアメントですがダートで活躍しています。ダノンブレットは追いきりを見た感じだと軽いフットワークをしているので芝での活躍が期待できると思います。軽やかな走りから小さめの馬なのかと思ったのですが、想定馬体重が500キロということで馬格がありながらもこの素軽さは評価が上がってしまいますよね。社台の馬なのでスッと反応してくれるかはわかりませんが、まだ強めの調教をしていないようなので追われたときにどれだけ弾けてくれるか楽しみにしたいと思います。
ミッキーセレスタの指名を決定(セレスタの18)
ギャラクサイトの指名を決定(レーヴディマンの18)
父:ハーツクライ
母:レーヴディマン
母父:Highest Honor
厩舎:田村康仁(美浦)
母:レーヴディマン
母父:Highest Honor
厩舎:田村康仁(美浦)
6頭目は出資馬である牡馬のギャラクサイトです。5月16日生まれですがここまで順調に育って10月を前にデビューすることが叶いました。田村厩舎の代表馬であるメジャーエンブレム、本馬の兄であるラヴィアンレーヴの繋がりからルメールが乗ってくれたら良いなと思ってたのですが、本当に騎乗が決まったので嬉しいですね。出資馬にルメールが乗るのは初めてなのでかなりテンションが上がります。
中山のルメールだと4角前からの捲りで末脚を計る競馬が多いのですが、調教師曰く「速い脚を使えるタイプではない」ということなのであまりスローペースになると心配ですね。今週の調教では並走馬を置き去りにしていますが、相手が動かなかったから派手に見えるだけで実際は終い12.4も出ていないと思われます。ただ反応はしっかりとできていますし、芝に行けばもっと良さが出ると思いますから明日はこちらが驚くような圧勝を期待したいです。
出資が決まったときの記事はこちら。
中山のルメールだと4角前からの捲りで末脚を計る競馬が多いのですが、調教師曰く「速い脚を使えるタイプではない」ということなのであまりスローペースになると心配ですね。今週の調教では並走馬を置き去りにしていますが、相手が動かなかったから派手に見えるだけで実際は終い12.4も出ていないと思われます。ただ反応はしっかりとできていますし、芝に行けばもっと良さが出ると思いますから明日はこちらが驚くような圧勝を期待したいです。
出資が決まったときの記事はこちら。
サンドレス(ツルマルワンピースの19)に出資が決定
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母父:キングカメハメハ
シルクの19年産駒の1次募集の結果が発表されましたね。今年は馬体、動き、データの全てにおいて良いと思える馬が1頭だけいましたが、既にかなりの大きさなので締め切り前日まで申し込まないつもりでした。次点候補だったアーデルハイトの19はハービンジャーのニックスであるヌレイエフ、ミスプロの血を持っていないのが懸念材料でした。そこで何かしらの不安がある馬に抽優を使うよりも、少なくとも現時点において完璧だと思える馬がいるのであればそれに突撃しようと決心し、大きな馬ですがもう1頭のハービンジャー産駒であるツルマルワンピースの19に抽優権を行使して今回は何とか獲得することができたという次第です。抽優200口に対して838口の応募があったようですが、実績当選の分が引かれるので実際は1/4よりも楽な抽選だったのではないかと思います。去年の抽優は落選だっただけに諦めずにチャレンジして本当に良かったですしめちゃくちゃ嬉しいです。
さてツルマルワンピースの19についての解説をしますと、血統はブラストワンピースの全妹ですから言うことないですし、動きも前後肢かなりの柔らかさで特筆もののクッションをしています。不安なのは上でも触れた通りやはり将来的に大きくなりすぎるかもしれないという点です。馬体重は募集時482キロ、おうちツアー時491キロと増えていたのですが、本日に行われた最初の更新では既に早来へ移動済みで477キロと発表されました。馴致を始めたことでシェイプアップされたようですね。きょうだいが大きな馬なので本馬もかなり成長しそうですがブラストワンピース、ヴィクトリアピースの募集時に比べてかなり体高があるのでバランスは取れています。体高の高い牝馬といえばジェンティルドンナやリスグラシューですから長距離戦線での活躍が期待できますね。ジャパンカップや有馬記念を目指せる馬になってほしいです。
馬体の造りについてもかつてのPOG指名馬で2400メートルG1ウィナーであるシンハライトに似ています。シンハライトはディープインパクト産駒ということもありますが馬体重の管理に苦労した馬でした。デビュー時は430キロで、オークス時は422キロと近10年でも最軽量での勝利を果たしています。その理由の一つに馬体がある意味では完成形だったのではないかという仮説があります。ツルマルワンピースの19はシンハライトに似たかなりの好馬体ですから案外そこまで大きくならない可能性もあるのではと考えていました。1月生まれのリスグラシューは募集時よりもかなり少ない馬体重でデビューすることになりましたが、本馬も480キロくらいで現役生活を送ることができれば文句なしですね。実際にどこまで大きくなるかはわかりませんが、恵まれた体高と天性の柔らかさで自重を苦にしない圧倒的な走りを見せてくれればと思います。
トレデマンドの指名を決定(コンドコマンドの18)
父:ディープインパクト
母:コンドコマンド
母父:Tiz Wonderful
母:コンドコマンド
母父:Tiz Wonderful
5頭目は牝馬のトレデマンドです。いきなりグランデモナルカと激突することになってしまいましたが本馬もフットワーク枠での指名となります。テンバガー、グランデモナルカに続いてノーザンフットワーク三銃士の3頭目ですね。フットワークで特に良いと思ったのがこの3頭でしたが他にも良いと思った馬はいるので順調ならそれらも指名したいと思っています。
この血統は昨年のアルジャンナに続いて2年連続での指名となります。アルジャンナを指名したときに
データ面で気に入らない点がいくつかあるので最初は指名をしないつもりだったのですが、2歳馬特集で坂路映像をみたときにこれは指名しなきゃいかん!となりました。見るからにバネと柔らかみのあるフットワークをしています
と記しましたが、本馬も元々は指名するつもりのなかったところをフットワークを見て指名をしなければならないと思いました。
馬体がそこまで良いと思えなかったのですが、アルジャンナとはタイプの違う躍動感のあるフットワークで力強い動きだと思いました。牝馬はサトノレイナスとトレデマンドが鉄板だと思っていましたが本馬は調教タイムがそれほどでもないので実践での走りが楽しみです。
アルジャンナとトレデマンド、指名するつもりがなかったのにフットワークで選ぶことになった2頭。もしこの血統から完全に納得できる馬が登場したとき、それはとんでもない化物が登場するのでは……とコンドコマンドの血統にはこれからも注目していきたいと思います。
グランデモナルカの指名を決定(ネオヴィクトリアの18)
父:ロードカナロア
母:ネオヴィクトリア
母父:ディープインパクト
母:ネオヴィクトリア
母父:ディープインパクト
厩舎:奥村武(美浦)
4頭目は牡馬のグランデモナルカです。テンバガーに続いて今年のノーザン坂路フットワーク三銃士の2頭目が登場となります。サトノレイナス、テンバガーに続いて既に締め切られた5頭ルールの競馬ブックPOGでも指名しています
初仔らしく薄手な馬体ですが2歳馬特集でのフォームが綺麗で最初にフットワークで指名しようと決めたのが本馬でした。重心の取り方が良いのか非常に楽な手応えで効率よく坂路を登っているように見えます。
トレセンでの調教映像でも追われたらフォームが変わってビュンと伸びてきそうな手応えなので実践でどれだけ弾けるか楽しみです。
テンバガーの指名を決定(トップセラーの18)
父:モーリス
母:トップセラー
母父:スペシャルウィーク
厩舎:藤岡健一(栗東)
3頭目は牡馬のテンバガーです。まだシーズンが始まったばかりとは言え、ノーザンファームが勝ち上がらせようとしていたモーリス産駒が期待を裏切り続けているのでこの馬を指名しようとしていたこちらも不安になってしまいますが、サトノレイナスに続いて既に締め切られた5頭ルールの競馬ブックPOGでも指名しています。
本馬は昨年にマイラプソディ、アルジャンナ、アルマフォルトを指名したフットワーク枠での指名に当たる馬です。今年もレーシングビュアーの2歳馬特集を見てフットワークから評価を上げた馬が何頭かいるので順調なら指名していきたいと思っています。
今週の栗東CWでの追いきり映像を見るとマイラプソディの様に少し脚を折りたたむ走り方ですが、こちらの方がよりスピードタイプの躍動的なフットワークだと思っているので血統面を考慮してもマイルから2000メートルくらいで活躍してくれるのではないかと思っています。
母高齢の産駒であることは懸念材料ですが堅実な血統でもあるのでここらで一発大物が出てくれればと思います。鞍上はルメールが用意されているくらいですし、とりあえずモーリス産駒の初勝利と行きたいところですね。
母:トップセラー
母父:スペシャルウィーク
厩舎:藤岡健一(栗東)
3頭目は牡馬のテンバガーです。まだシーズンが始まったばかりとは言え、ノーザンファームが勝ち上がらせようとしていたモーリス産駒が期待を裏切り続けているのでこの馬を指名しようとしていたこちらも不安になってしまいますが、サトノレイナスに続いて既に締め切られた5頭ルールの競馬ブックPOGでも指名しています。
本馬は昨年にマイラプソディ、アルジャンナ、アルマフォルトを指名したフットワーク枠での指名に当たる馬です。今年もレーシングビュアーの2歳馬特集を見てフットワークから評価を上げた馬が何頭かいるので順調なら指名していきたいと思っています。
今週の栗東CWでの追いきり映像を見るとマイラプソディの様に少し脚を折りたたむ走り方ですが、こちらの方がよりスピードタイプの躍動的なフットワークだと思っているので血統面を考慮してもマイルから2000メートルくらいで活躍してくれるのではないかと思っています。
母高齢の産駒であることは懸念材料ですが堅実な血統でもあるのでここらで一発大物が出てくれればと思います。鞍上はルメールが用意されているくらいですし、とりあえずモーリス産駒の初勝利と行きたいところですね。
ステラリアの指名を決定(ポリネイターの18)
父:キズナ
母:ポリネイター
今年は社台の馬も指名するぞ!ということで20-21シーズンは牝馬のステラリアを1頭目に選びます。
何より今週の調教がヤバいですよね。1週前も良い時計でしたが当週は終いが11秒台前半と2歳馬としては出色のタイムです。内容も3頭併せの中で外の馬を先に行かせてからワンテンポ待ってしっかり伸びるという操作性の良さが光ります。
血統はNijinskyを持ってないところが気になりますがキズナ産駒もまだ2世代目ですしそこまで心配しなくてもよいかなと。馬体も文句ナシに良いですし、気性が荒れてこなければ距離もオークスまで問題なくこなせると思います。
調教映像をみてから予定になかった馬をいきなり指名することになりましたが、キズナ産駒はもっと増やしても良いと思ってたので丁度よかったと考えます。去年のビアンフェに続いて重賞を勝って欲しいですね。
母:ポリネイター
母父:Motivator
厩舎:斉藤崇史(栗東)
今年は社台の馬も指名するぞ!ということで20-21シーズンは牝馬のステラリアを1頭目に選びます。
何より今週の調教がヤバいですよね。1週前も良い時計でしたが当週は終いが11秒台前半と2歳馬としては出色のタイムです。内容も3頭併せの中で外の馬を先に行かせてからワンテンポ待ってしっかり伸びるという操作性の良さが光ります。
血統はNijinskyを持ってないところが気になりますがキズナ産駒もまだ2世代目ですしそこまで心配しなくてもよいかなと。馬体も文句ナシに良いですし、気性が荒れてこなければ距離もオークスまで問題なくこなせると思います。
調教映像をみてから予定になかった馬をいきなり指名することになりましたが、キズナ産駒はもっと増やしても良いと思ってたので丁度よかったと考えます。去年のビアンフェに続いて重賞を勝って欲しいですね。
2019年のハーツクライ産駒たち
有馬記念で12着に敗れた後、2週間ほどしてから右飛節に腫れと痛みが出はじめたということで、庄野調教師は「大事には至っていませんが、この春の最大目標であるドバイシーマクラシックには万全の状態で出走することは困難と判断し、オーナーサイドとの協議の結果、現役を引退、種牡馬入りが決まりました」と説明した。種付け料は200万円(受胎確認後)に設定された。
シュヴァルグラン、リスグラシュー、そしてスワーヴリチャードの引退が発表されました。ハーツクライ産駒で古馬になってからG1を勝った馬は日本に4頭いますがジャスタウェイ以外の3頭がこの馬たちでした。2019年の有馬記念は結果的にハーツクライ産駒の古豪が揃ってターフを去るレースとなってしまったわけですね。
ハーツクライというのは今のところ私が出資している唯一の種牡馬でして、今年のクラシック世代である17年産駒のポレンティアは8月の新馬戦からの長い休養を経て1月のフェアリーSで3着に入りました。ツイッターでは何度も書いてきましたがこの17年産駒で新馬勝ちをしたハーツクライ産駒のその後がすごいことになっていまして、改めてここで紹介をしますと
というわけで、重賞4勝、2戦目は勝つか重賞でも3着以内、3戦目以降でも5着を外していないという好成績です。ポレンティアだけ2戦目までの間隔がかなり空いてしまったので他の馬たちが活躍している中でどうなるかドキドキだったわけですが5番人気3着と何とか格好はつけてくれました。
この世代のハーツクライ産駒は早い時期に新馬勝ちをして、その少数精鋭が賞金を稼ぎまくるという例年とは違った傾向を見せています。この6頭以外に芝で新馬勝ちをしたのが年明けのアルテフィーチェなので9月のクラヴァシュドール以降、つまり10月11月12月に新馬勝ちが0頭だったというのも産駒10世代目にして初の出来事でした。サリオス、クラヴァシュドール、ウーマンズハートのようにスピード色の強い馬が台頭しているのもこれまでとの違いが見られるように思います。
かと言えば、この世代も含めて産駒の全体としてはダートでの活躍も目立ってきており17年産駒ではフェルカド、ミッキープリンスがダートで新馬勝ち、シンプルゲーム、アラジンバローズはダート替わりで圧勝しました。ダート馬が増えていくのは高齢化した種牡馬の一般的な傾向ですが、これまでの産駒とは真逆とも言える早い時期からの活躍にレコード走破や極端に速い上がりを使う馬も登場するというのがこの世代の不思議なところで、もしかして種牡馬としても晩年に覚醒があるのかと17年世代の行く末とこれからの産駒にも目が離せません。
ちなみに17年産駒というのは2019年にデビューした世代です。2019年で引退したレジェンドたちと入れ替わりで歴史を刻んでいくだろう新星たちの世代と言ったら大袈裟になるでしょうか。出資馬であるポレンティアが育成されたのはノーザンファーム早来の野崎厩舎ですが、ここはリスグラシューも育った場所でした。ノーザン系クラブのハーツクライ産駒牝馬で重賞で3着以内に入ったのも実はリスグラシュー以来の記録だったりします。育成厩舎だけでなく年度代表馬となれるようなハーツクライ牝馬の後継馬にポレンティアがなってくれたら……平成が終わり令和が始まった2019年、後から振り返ればハーツクライ元年だったと2年後のポレンティアがそう思わせてくれたら最高です。