サンドレス(ツルマルワンピースの19)に出資が決定
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母父:キングカメハメハ
シルクの19年産駒の1次募集の結果が発表されましたね。今年は馬体、動き、データの全てにおいて良いと思える馬が1頭だけいましたが、既にかなりの大きさなので締め切り前日まで申し込まないつもりでした。次点候補だったアーデルハイトの19はハービンジャーのニックスであるヌレイエフ、ミスプロの血を持っていないのが懸念材料でした。そこで何かしらの不安がある馬に抽優を使うよりも、少なくとも現時点において完璧だと思える馬がいるのであればそれに突撃しようと決心し、大きな馬ですがもう1頭のハービンジャー産駒であるツルマルワンピースの19に抽優権を行使して今回は何とか獲得することができたという次第です。抽優200口に対して838口の応募があったようですが、実績当選の分が引かれるので実際は1/4よりも楽な抽選だったのではないかと思います。去年の抽優は落選だっただけに諦めずにチャレンジして本当に良かったですしめちゃくちゃ嬉しいです。
さてツルマルワンピースの19についての解説をしますと、血統はブラストワンピースの全妹ですから言うことないですし、動きも前後肢かなりの柔らかさで特筆もののクッションをしています。不安なのは上でも触れた通りやはり将来的に大きくなりすぎるかもしれないという点です。馬体重は募集時482キロ、おうちツアー時491キロと増えていたのですが、本日に行われた最初の更新では既に早来へ移動済みで477キロと発表されました。馴致を始めたことでシェイプアップされたようですね。きょうだいが大きな馬なので本馬もかなり成長しそうですがブラストワンピース、ヴィクトリアピースの募集時に比べてかなり体高があるのでバランスは取れています。体高の高い牝馬といえばジェンティルドンナやリスグラシューですから長距離戦線での活躍が期待できますね。ジャパンカップや有馬記念を目指せる馬になってほしいです。
馬体の造りについてもかつてのPOG指名馬で2400メートルG1ウィナーであるシンハライトに似ています。シンハライトはディープインパクト産駒ということもありますが馬体重の管理に苦労した馬でした。デビュー時は430キロで、オークス時は422キロと近10年でも最軽量での勝利を果たしています。その理由の一つに馬体がある意味では完成形だったのではないかという仮説があります。ツルマルワンピースの19はシンハライトに似たかなりの好馬体ですから案外そこまで大きくならない可能性もあるのではと考えていました。1月生まれのリスグラシューは募集時よりもかなり少ない馬体重でデビューすることになりましたが、本馬も480キロくらいで現役生活を送ることができれば文句なしですね。実際にどこまで大きくなるかはわかりませんが、恵まれた体高と天性の柔らかさで自重を苦にしない圧倒的な走りを見せてくれればと思います。