http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2015/02/16/kiji/K20150216009816320.html
最内枠を生かして好位のインを追走。エキサイトするドゥラメンテとは対照的に、道中は終始落ち着き払っていた。福永は直線で抜け出せるスペースを探しなが ら進路を外へ。残り150メートルで抜け出すとドゥラメンテとの追い比べ。並外れた勝負根性を発揮して内から半馬身振り切ったところがゴールだった。
矢作師も「計り知れない能力を持っていると感じてはいたが、走るまでは不安もあった」と、まずは安どの表情。「まだまだ完全ではないが、追い切るたびに 整って、自信が出てきた。輸送してもカイバ食いが落ちないのもいいね」と続けた。1歳上の全兄ラングレーはクラシックに参戦できなかったが、昨秋から連勝 でオープン入り。「この血統は本来は奥手。それでも、この時期にこれだけ走れるんだから。ポテンシャルが違うんでしょう」と絶賛した。
次走は短期放牧を挟んでスプリングS(3月22日、中山)から皐月賞(4月19日、中山)への参戦を明言。「ぶっつけも考えたが、経験も積ませたい」と師 とオーナーサイドの意見は一致した。「きょうのところ完成度は六~七分。、まだまだ良くなる。もうひと枠、超えるような馬になってほしい」とトレーナー。 抑え切れないほどの期待感を胸に、クラシックの舞台を見据えていた。
新馬から重賞の2連勝。共同通信杯を新馬から連勝した馬は初めてですし、3歳になってから新馬→重賞勝ちという記録もかなり少ないそうです。
最大の勝因は低気圧を神回避したことです。先回の記事に書いた通りこの時期の東京は馬場が悪くなるためにディープ産駒がほぼ壊滅しているのですが、先週の東京は一度も雨が降りませんでした。日本各地が悪天候に見舞われた1週間に一度も雨や雪が降らなかったのは全国で高知と東京くらいみたいなので本当に運が良かったと言えます。本来ならディープ産駒のキレが活かせない馬場でしたが晴れ続けたおかげでなんとかなったようですね。1日前のクイーンCでミッキークイーンが33秒台の脚を使ったことから、もしかしたら今回の共同通信杯はディープ産駒にも出番があるかもしれないと思いましたが、まさかリアルスティールが勝つとは指名しておきながらビックリしました。
パドックの動きは柔らかくなってますし、レースでもクビの使い方が上手くなっていて順当に良化しています。新馬戦では追われてから頭が上がるような感じでしたが、今回はドゥラメンテを視界に捉えた辺りからクビが沈むのが良いですね。しかし、まだまだ未完成に見えるのでこれからさらに良くなっていくでしょう。ガチ追いのドゥラメンテを余裕で差し返した辺り、調教師の言うとおり本当に6~7分の状態なのでしょうね。いやホント、あのメンバー相手にこの状態でよく勝てたなと思います。
次走はスプリングSということでまたまたディープ産駒には相性の悪いレースみたいですが、中山は馬場が改修してからディープ産駒が勝ってますし、共同通信杯ほど勝ち目の無いレースではないと思うのでダービーまで無敗で行って欲しいですね。