海底撈月 POGと一口馬主

馬体研究でPOGと一口馬主の攻略を目指す。指名馬はミッキークイーン、リアルスティール、シンハライト、メールドグラース、ラヴズオンリーユー、ポタジェなど。出資馬はロードリバーサル、ポレンティア、ギャラクサイト、サンドレス、サフィラ、ロパシック、メジャーアピール。

JRA-VANの指名馬10頭が確定(2015-2016)

去年の反省を活かしてこの時期までに9頭は指名したものの大物らしき馬はほとんど選ぶことができませんでした……残念。目標であるVANでの上位入賞は諦めましたが、せめて重賞勝ち馬が出てくれたらと希望を捨てずに残りのPOG期間を過ごしたいと思います。去年の10頭確定記事はこちら

既指名馬(出走順)

① ポルトフォイユ
② パールフューチャー   
③ カープストリーマー
④ ロジクライ
⑤ エックスマス
⑥ シンハライト
⑦ エマノン
⑧ レッドアヴァンセ
⑨ アルカサル

新指名馬

⑩ ラヴェラータ

では全指名馬の簡単な紹介をしていきます。

① ポルトフォイユ

父:ディープインパクト
母:ポルトフィーノ
母父:クロフネ

デビュー戦の重馬場(発表は良)を5馬身差で快勝するも屈腱炎を発症してそのまま離脱。POG期間内の復帰は絶望的な様子。

② パールフューチャー

父:ネオユニヴァース
母:スターペスミツコ
母父:カーネギー

近年不振のネオユニヴァースを敢えて指名してみるも返り討ちに。調教は抜群なのでダートでの一変もあり得るけど、そちらで成功したところでPOG的には失敗です。メイゲツのコメントで意地になってしまいましたね。

③ カープストリーマー

父:ダイワメジャー
母:キッズトゥデイ
母父:Siphon

血統が成功パターンから外れると分かっていながら馬体の良さに賭けてみるも、未勝利明けのきんもくせい特別では惨敗。負けすぎなので実力を出しきったわけではないと思いますが期待したほどではありませんでした。もうすぐ帰厩するみたいなのでリフレッシュ効果でどこまで良くなっているかですね。

④ ロジクライ

父:ハーツクライ
母:ドリームモーメント
母父:Machiavellian

この馬は逆に馬体が見れないけど血統はすごく良いという馬でした。かなりズブいしキレる脚もないので余程の成長がない限り期間内の活躍は見込めないでしょう。今週のシンザン記念に出走しますが…。

⑤ エックスマス

父:メイショウサムソン
母:ブリトマルティス
母父:スペシャルウィーク

初戦は仕方ないにしても後の2戦は完全に取りこぼした形。森厩舎の無駄にハードな調教も影響していると思います。馬体は良いのですが森厩舎って時点でやめておくべきでした。サムソン産駒は1頭も重賞で馬券内に入ったことがないと紹介しましたがついにデンコウアンジュアルテミスSを勝ちましたのでこの馬にも頑張ってほしいです。

⑥ シンハライト

父:ディープインパクト
母:シンハリーズ
母父:シングスピール

新馬戦は快勝してくれましたが体質が弱いために続けて使うことはできませんでした。1月17日の紅梅Sで復帰予定なのでその後はチューリップ賞桜花賞へと進んでくれたら良いですね。

⑦ エマノン

父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母父:Unbridled's Song

新馬、未勝利で発馬後に挟まれるという不運な馬ですがそもそも行き脚がつかないようです。いつも最後は詰め寄ってくるのに出遅れのぶん負けてしまうという残念な結果が続いています。次も出遅れるようであれば厩舎の育成方法も問題でしょう。平田厩舎はカレンブラックヒルくらいしかまともな馬が出ていない印象。

⑧ レッドアヴァンセ

父:ディープインパクト
母:エリモピクシー
母父:ダンシングブレーヴ

一口だったら買うことはないと書いた通りリスクのある馬でした。松若→ルメールに続き今週はミルコで勝ち上がりを目指します。

⑨ アルカサル

父:ドリームジャーニー
母:アビラ
母父:ロックオブジブラルタル

陣営のネガティブなコメントが印象的だった新馬戦は特異なラップを自ら動いて勝ちきりました。その後は骨瘤で様子見状態でしたが収まりつつあるようです。新馬戦で2着だった馬もすぐに勝ち上がりましたのでこの馬の期待も高まります。キレる脚を使えなさそうなのが懸念材料ですが何とかダービー路線に乗ってきてほしいです。

⑩ ラヴェラータ

父:ゼンノロブロイ
母:ヴェイルオブアヴァロン
母父:サンダーガルチ

最後に新指名馬です。実は締め切り日を忘れていて登録してあったこの馬でそのまま確定になりました(笑)世間ではオワコン扱いのゼンノロブロイ産駒ですが特に牝馬はまだまだ見限れないと思っているので近いうちに大物が出るのではないかと勝手に期待しています。折の深さと管囲の細さは気になりますがバランスの良い好馬体に加えて馬格もあるのでデビューは先になるみたいですがオークスには間に合ってくれたらと思っています。

ついでに現時点でのクラシックの展望を。
賞金順に何頭かピックアップしていきます。

リオンディーズは朝日杯を豪快な追い込みで勝利しました。キャロットの13年産駒をレビューした記事にも書きましたが募集時の歩様はすごく良い馬でした。ただデータ的に気になる面があるのでクラシックを勝つとは思っていません。2400メートルも微妙だと思うので抜けた存在ではないでしょう。

ハートレーホープフルSロードクエストを退けての勝利。操作性の高さを見せつけました。馬体と血統に欠点があるのでこの馬もそこそこの成績で春を終えると思っているのですが騎乗したムーアとボウマンが素質を高く評価しているのが気になりますね。

エアスピネルに2400メートルは間違いなく長いです。今後は弥生賞からクラシック路線を目指すようですが2000メートルすらかなり怪しいです。エアスピネルほどではないですがロードクエストも距離適正がクラシック向きではないと思っているのでこの2頭はクラリティスカイみたいに結局はNHKマイルを走っているのではないかと思います。

スマートオーディン東スポ杯を上がり32.9の豪脚で差し切りました。ただし、とある致命的な欠陥を抱えているのでクラシックを勝つとは思えません。馬体はきちんとした写真がないので評価できません。

ということで牡馬のクラシック候補は見当がついていません。去年のドゥラメンテリアルスティールみたいに新馬や未勝利勝ちをしただけの馬にスターが潜んでいるかもしれません。気になる馬はスマートオーディンと同じ東スポ杯に出ていたキラージョーです。この馬も馬体写真が見れないのですが追われてからのブレない走りに光るものを感じました。差す競馬ができるようになればかなりやれるんじゃないかと思います。

メジャーエンブレム阪神JFを逃げ切りました。馬体的にオークスは可もなく不可もなしと言ったところですが、ダイワメジャー産駒の重賞勝ちがカレンブラックヒルの1800メートルまでなので血統的な壁があるかもしれません。この馬以外の牝馬はどんぐりの背比べ状態なので牡馬と同じくクラシック候補は新馬・未勝利組にいると思います。メジャーエンブレムを差せるだけの脚を持っているか?というのが牝馬はポイントになりそうです。

指名馬がクラシック路線に乗ってきてくれないとPOG後半戦は何も楽しくないわけですが、新種牡馬であるドリームジャーニー産駒はどうやら中山芝2000メートルの成績がかなり良いようです。同産駒であるアルカサルを指名しているのでダービーはもちろんですが皐月賞に間に合ってくれたら最高です。