【祝二冠】ミッキークイーン、底力のひと伸びで秋華賞制覇！

昨年の指名馬であるミッキークイーンが秋華賞に勝利して見事に二冠を達成しました。

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1着　ミッキークイーン(浜中騎手)
「ホッとしました。馬が本当に強かったです。この馬としてはスタートも出てくれましたし、速い時計の出る馬場ですから、意識的に先行集団へ行こうと思っていましたが、その通りに運べました。直線は外へ行くか馬群の中に入るか迷ったのですが、馬の力を信じて真ん中を割って行きましたが、馬も応えてくれました。厳しい競馬になってしまいましたが、一生懸命走ってくれて、本当に感謝しています。これからもっと強い相手と戦うことになりますが、ミッキークイーンならやってくれると思います」

(池江泰寿調教師)
「ホッとしました。返し馬も落ち着いていましたし、最後にゲートへ入ることも良かったのでしょう。ジョッキーとは、中団より前につけないと勝てないんじゃないかな、と話をしていました。直線は厳しいところへ入って大丈夫かなと思いましたが、頑張ってくれましたね。スタッフもよく仕上げてくれて、ジョッキーもうまく乗ってくれました。次は馬の様子を見て、オーナーとも相談して決めようと思います」

タイムは昨年のショウナンパンドラを上回るレコードとなりました。コースレコードにも0秒1差ということでかなりの好時計です。高速馬場の中で厳しい競馬となったので脚元への負担が心配ですが無事であることを祈ります。

枠が過去10年で一度も馬券内に絡んだことのない大外18番ということで評価を下げた人も多いようですが、対象馬を調べれば半分くらいが二桁人気であり、最も人気している馬でも3番人気のマルセリーナだったのでこれでオッズが下がるならおいしいなと思いました。大外は枠入りも最後になりますからゲートで待たされることもないこの枠番は決して大きなマイナス材料にはならなかったと言えるでしょう。

前が止まらない高速馬場を懸念した人もいるかと思いますが、馬場状態さえ良ければ展開おかまいなしにぶっ飛んでくることは新馬戦から確認済みなので、これも中途半端に馬場が渋るよりはむしろパンパンに近い方が持ち味が活きるだろうということはミッキークイーンを追いかけてきた人達には分かっていたことだと思います。

五分にスタートを決めて中団に取り付いた辺りでほとんど勝ちは決まりました。最後は馬群の中から突き抜ける強い勝ち方で人馬ともに素晴らしい競馬でした。この後はエリザベス女王杯、そしてジャパンカップ辺りが目標になるかと思いますが特に斤量に恵まれるJCに出てきたらおもしろいですね。ジェンティルドンナのように三歳牝馬で古馬を蹴散らしてくれたら最高です。今は中距離路線のメンバーが手薄なので海外からの刺客に立ち向かう日本代表としてミッキークイーンにも活躍して欲しいなと思います。