【 指名馬10頭を紹介】
某所で指名したPOG馬、牡馬6頭牝馬4頭をミーハー値の高い順に紹介していきます。ミーハー値というのは指名者の合計数で6月1日締め切り時点での人気を表しています。レーシングビュアーの2歳馬特集に出ていた馬は少なくとも大きな頓挫は無いだろうということで全てここに登場した馬から選んでいます。ミーハー値1000以下部門で戦えるように選んだのでドラフトでも指名しやすい穴馬が多いかと思います。
[牡馬]
■ ミスドバウィの2021
馬主:林正道
厩舎:斉藤崇史(栗東)
ミーハー値:147
ドゥラメンテ産駒で昨シーズンのアーリントンCで2着に入ったセッションの半弟となります。この馬はとにかく血統が良いです。ドゥラメンテ産駒の成功パターンとなる血がこれでもかと入っています。馬体写真が掲載されていないのが残念ですが、セッション(510キロ台)とは違いサイズ感もちょうど良いということなので大きすぎない馬ということが判明しているのもポイントが高いです。クラシックを意識できる斉藤崇史厩舎というのも決め手となりました。
■サトノファントム(ウイングステルスの21)
馬主:里見治
厩舎:友道康夫(栗東)
ミーハー値:145
サトノダイヤモンド産駒です。母16歳時の産駒という点は割引ですが、フットワークは良好で配合も既に結果を出している産駒との共通点があります。馬体は後肢がちょっと長めですが、サトノダイヤモンド自体がそんな馬だったので気にしなくても良いのかなと思いました。友道厩舎ということでサトノグランツに続いてクラシック路線に乗ってもらいたいです。
■デュアルウィルダー(ダンスウィズキトゥンの21)
馬主:社台レースホース
厩舎:堀宣行(美浦)
ミーハー値:38
レアなYoshida産駒です。社台の復権から今年は多めに選びたいと思っていましたが最も推したいのはこの馬です。バランスの良い馬体をしていますし、フットワークに関しては確認できた社台の馬では一番良いと思いました。馬名の意味は「二刀流」ということですがせめてクラシック期間は芝路線で活躍してもらいたいところ。堀厩舎というのも心強いです。
■ジュンゴールド(ジュントップヒトミの21)
馬主:???
厩舎:友道康夫(栗東)
ミーハー値:15
エピファネイア産駒です。ノーザンファームのエピファネイア産駒で配合の良い馬を探していたらこの馬に辿り着きました。フットワークは頭の高さが気になりましたが脚は良く回っています。半兄たちに続いて友道厩舎の予定ですが馬主が逮捕されてしまったのでその点は気がかりです。息子さんも馬主なので引き継ぐのではないかと言われています。馬体写真は未確認です。
■スパークリシャール(スパークオンアイスの21)
馬主:西見徹也
厩舎:小島茂之(美浦)
ミーハー値:3
スワーヴリチャード産駒です。スワーヴリチャード自体が強い相手に勝っていないのであまり指名したくなかったのですが、この馬に関しては2歳馬特集での走りが良かったので指名することにしました。馬体写真は確認できていませんが楽な手応えでキレのあるフットワークを披露しており入厩してからの時計が楽しみです。
■ワーキングアセット(ワーキングプライドの21)
馬主:サンデーレーシング
厩舎:吉村圭司(栗東)
ミーハー値:1
ジャスタウェイ産駒です。走るジャスタウェイ産駒の馬体をしていますし、配合も成功パターンに合致しているので選びました。デビューは早くないかもしれませんがマイルから2000mの距離で楽しみな馬です。こちらはミーハー値が1ということで単独指名となりました。
[牝馬]
■サフィラ(サロミナの21)
馬主:シルクレーシング
厩舎:池添学(栗東)
ミーハー値:630
ハーツクライ産駒でサラキアの半妹、サリオスの全妹です。本馬に関する詳細は出資が決まったときの記事を見ていただくとして、その後の情報としては何より各POG本でトップ級の扱いを受けたことに驚きました。血統的には注目されるのは当然なのですが実際にあれだけの扱いをされると本当に自分の出資馬なのかなーとどこか他人事のように思えてしまいます。改めて私が言う事も特に無いかなと思いますが、クラシックディスタンス向きのこの馬体でスピードや前向きさを評価されているのは楽しみしかないです。POG馬でオークスを勝ったミッキークイーン、シンハライト、ラヴズオンリーユーもマイルに対応できるスピードがありましたからサフィラにも期待大です。
■アナベルエクラ(エセンテペの21)
馬主:STレーシング
厩舎:清水久詞(栗東)
ミーハー値:9
キタサンブラック産駒です。ドゥラメンテとキタサンブラックの産駒は何かしら選びたいと思っていたところこの馬を見つけました。配合が成功パターンに合致しますし、頭の高い走りは気になるものの脚力を感じました。清水厩舎の牝馬は割引していましたがコナコーストで桜花賞2着と健闘しましたし本馬にも期待します。
■コンテソレーラ(エレクトラムの21)
馬主:インゼルレーシング
厩舎:手塚貴久(美浦)
ミーハー値:4
リアルスティール産駒です。この馬はインゼルで募集されたときにかなり良い馬体だと思いました。募集動画からあまり距離がもたないタイプかと思いましたがPOG馬だったリアルスティールの産駒で母父も以前から注目しているHigh Chaparralと推さずにはいられない血統です。リアルスティールの成功パターンはまだ掴みきれていないですがRobertoとNijinsky持ちなのはレーベンスティールと同じですからその点からも期待できそうです。個人的には注目ポイントが多いのですがさらに手塚厩舎ということで、本当にミーハー値4でイイんですかー!?という感じです。
■フォーザボーイズ(カゼルタの21)
馬主:平田修(落札者)
厩舎:不明
ミーハー値:3
エピファネイア産駒です。ミーハー値3ということですが残りの2名の指名馬をみると同一人物の可能性が高そうで実質2人だけが指名している超穴馬です。情報は少ないですが2歳馬特集のフットワークはスピードがありそうで良く見えました。ただ、唯一出ているセレクト当歳時の写真を見ると長めの距離にも対応できそうで、幅広い距離適性とスピードを兼ね備えているタイプなら楽しみだと思いました。
2年前に同様の記事を書き、その時は「今年はオーナーズの馬が侮れない!?」という提言をしたのですが、実際にオーナーズの馬から選んだウェルカムニュース(ミーハー値25)、モンタナアゲート(8)、グレナデンシロップ(3)の3頭は全て勝ち上がることができました。いずれもミーハー値の低い馬でしたしウェルカムニュースに関してはオープン馬になりましたのでPOG全体の成績は酷かったですがそれなりに良い狙いができたのではないかと思います。今年はサフィラにミーハー値を大幅に割いたのでさらにミーハー値の低い馬が集まっていますが何とか結果を出したいですね。狙うはランキング最前列!